● 後期用離乳食(昼食)メニュー:1人分(例) ・野菜の昆布出し煮 ・玄米(軟飯) ・昆布出汁 ・タンパク(豆腐・白身魚・鶏肉のいずれか) ・温野菜 など 吉野保育園の離乳食は素材本来の味を大切にしています。 人参は人参の甘さを、大根は大根の甘さ、玉ねぎは玉ねぎのほんのりとした甘さを、それぞれの違い、本物の味を感じられるようにしています。
子どもの『五本バシ』について スプーンやお箸が上手に使えるようになるまでは、子ども達が生まれながらに持っている『自ら食べる』という意欲を尊重したいという気持ちから『五本バシ(手づかみ)』で食事をしています。自ら食べ物を口に入れるという事は、「自分でやる!」という自我の成長・自立への第一歩ととらえています。
●参考:子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか?著者:山口平八 清水フサ子
食数 | 1回食 ―――→ 2回食 | 3回食 ――――→ 4回食 | |||
時期 | 前 期(5~6ヶ月) | 中 期(7~8ヶ月) | 後 期(9~10ヶ月) | ||
口の動かし方 | ・口を閉じて飲み込めるようになる ・舌は前後運動 | ・モグモグして 飲み込む・舌と上あごでつぶす・舌の上下運動 | ・カミカミして飲み込む ・頬に食べ物を持っていき、歯ぐきでつぶす ・舌が自由に動かせる | ||
月 齢 | 5ヶ月 | 6ヶ月 | 7ヶ月 | 8ヶ月 | 9ヶ月~ |
食べものの形態 (味付け) | ポタージュ・ジャム状(だしは素材の味) | 豆腐状(風味付け程度に素材を生かした味つけ) | 厚焼き玉子状(薄味を心がけましょう) | ||
主食:米 | うらごし→ つぶしがゆ(10倍)30g | つぶしがゆ (10倍がゆ)40g | ペタペタがゆ(7倍がゆ)50g →(5倍がゆ80g) | おかゆ → 軟飯へ | |
主食:パン | みじん切りをドロドロ状10g | 食パンを切りミルク煮(8枚切りの1/2くらい)スティックに切ったパンは手に持って | 持ちやすい大きさで | ||
主食:麺類 | みじん切りをドロドロ状10g | 1cm~2cmのやわらか煮 35→60g | |||
主食:イモ類 | マッシュしたものをスープでのばす | 1cmのやわらか煮 煮る・ふかす | |||
タンパク質:魚類 | 白身魚すりつぶし→しらすすりつぶし | 白身魚ほぐし15g (煮魚・焼魚・ ムニエルなど) | 煮魚・焼魚・ムニエル・天ぷらなど | ||
タンパク質:大豆製品 | 豆腐 25g → つぶし すりつぶし 煮豆・納豆(ゆでこぼす)10g | 豆腐角切り40g → 50g そのままの大きさで → 20g | |||
タンパク質:卵 | 卵黄から→1/2コ | 卵焼き・オムレツ・ゆで卵などマヨネーズ | |||
タンパク質:肉類 | 牛肉・豚肉 10g(すりつぶし) →鶏ささみ・レバー そのまま 15g | ||||
タンパク質:乳製品 | 牛乳煮・シチュー・ヨーグルト・チーズ | 飲用牛乳は1歳から | |||
その他:野菜 | ・くせのない野菜から(かぼちゃ・人参・カブ・キャベツ・大根・小松菜)煮物1cm角 緑黄色野菜をとりましょう | 大人の食べる物に少し手を加え、食べやすい大きさやわらかさに | |||
その他:果物 | りんごなどの刺激のないもの→すり果汁はうすめて おろし、煮つぶし | やわらか煮、一口大に切る | うすいくし型 | ||
その他:海藻 | みじん切りをよく煮て(わかめ・ひじき・とろろこんぶ) | やわらか煮 | |||
その他:油脂 | 植物油・バター | ||||
食べ方 | 大人が抱っこ等であげる | スティック状(野菜・パンなど)手に持たせてコップ(口径の小さく薄めの)で飲む練習を | 手づかみ食べと大人の介助自分で食べる意欲を育てましょう |
※量は1回分の分量(目安)です。 ・たんぱく源は中期からは組み合わせても使用します。