A 先生と言うのは、どうしても一段上の人間をイメージしてしまいがちです。
私たちは子どもの目線で対等に対処するように心がけています。『遊んでくれる1人の大人』として、また、集団生活の中でどうしても子どもの力では出来ない場合、あくまでもサポート役として、「子どもが主役」で、『子どもの為の保育』として日々の保育に取り組んでいます。
「子どもが主役」というのは、何かあるとすぐ「先生に聞く」ではなく、「自分がどうするか?」という自発性を育てる、自分で考える能力を育てると言うことにつながります。これは私たちの一番の指針である「根っこを大きく育てる」というものに基づいています。
子どもは無我夢中で遊ぶとき、近くの大人を「お父さん」「お母さん」と呼びます。もともと人生の先生と言うのは「両親」であり、文字数を教える人が「先生」と言うわけではありません。名前で呼ばれると保育士たちも保育に入りやすい、子どもとの距離をより近くに感じることも出来ます。
大人のイメージでは「保育士=先生」ですが、子どものイメージから見ると私たちは1人の年齢を超えた友達、仲間であるみたいです。呼び名は「先生」という壁を取り払い子ども達が自然に打ち解けやすい形また、なじみやすい形で自由に呼んでいます。